結ばる焼け跡
本日発売の週刊漫画ゴラクにて
特別読み切り『結ばる焼け跡』が掲載されております!


雑誌の表紙に使ったカット白黒写真バージョン
一応下の人が主人公です

雑誌の表紙用にカラーイラスト描いたんだけど、
ほんとは当時の日本製カメラで撮ったようなキツいコントラストの白黒写真みたいな感じにもしたかったのでそんな風味
他にも白黒映画のスチルバージョンもあります ええ 自己満です



あんまり信じてもらえないのですが、ずーーっとゴラクさんには憧れていまして いつか大御所になったら連載してみたいな と思っていたので
大御所には程遠いちり紙程度の分際ですが 今回本当に一緒に仕事が出来てよかったです
思ったより雑誌に馴染めていたのでほっとしました

そうわたしは結構長年モーツーに馴染めないという悩みを抱えておりまして
最近はもうどーでもいいのだけど
バーズ時代もなんだか一人でお堅いのやってなんとなく雑誌に馴染めてない感じだったのでね…

男塾と並ばせてもらえる日が来るとは思わなかったです…ほんと恐れ多いです 嬉しい 
そして毎週楽しみに読んでるのに今号は自分の漫画があるから恥ずかしくて読めない モンキーピークの続きが読みたいんだわたしは…


ゴラクの担当さん(男前なのにわりと変人)から初めてお声掛けいただいたのは2年以上前のことなのですが、
声をかけて下さったキッカケっていうのが忘れもしない
未完成原稿を間違えて雑誌に載せられた事件でブチ切れたわたしが怒り狂って書いたブログを読んで「コイツおもれえ」て思った事だったらしく
わりと嫌われてるこの赤裸々ブログも仕事に繋がるもんなんやな と感動したものです
あとやっぱ頭おかしいなあそこの人たち

そこから何かとタイミング合わず 今日まで時間がかかってしまいましたが
やっと一緒に仕事が出来て本当に嬉しかったです 
このブログを見てる人って9割AO!!のファンの方だと思うのですが スポーツ漫画好きの人が受け付ける話かも分かりませんし ゴラクの読者層に合うのかも分かりませんが 一生懸命描いたのでよかったら読んでみてくださいね
本当に好きなものを好きなようにめいっぱい描かせて頂きました ほんと楽しかった…
背景作画してくれたスタッフさんも「ヤベーヤミ市描くの楽しい」て言ってくれた いつも学校ばっかだからな…


戦後 空襲で焼け野原になった東京で一人の少年と一人の復員兵が出会う話です

戦後のヤミ市が舞台でテーマは渋いといえば渋いのですが、内容はそんなに難しくないわりとサラッと読める、というかいつもの雨瀬の漫画なので
雨瀬の漫画の雰囲気好きだよって人は是非読んで下さいね

倫理以上にいつ単行本になるか分からないので是非〜 
よろしくお願いします




本当はもっっっっとねちっこく絵を描きたかったのだけど 時間が足りなかった…
ただわたしはスーツ萌えはありませんがサスペンダー萌えがありますのでそこはふんだんに楽しませて頂きました
スーツアクションといえばスパルタンXなのでスパルタンXの戦闘シーン模写して練習したりしてな…
(ちなみにサスペンダー萌えに落ちたのはこの映画が原因です)

ひさびさにアクション描くの超楽しかったです あと30ページくらいアクション描きたかった
スポーツはアクションではないしね 倫理なんか一番アクションから遠いですしね



この人たちの話はほんとは連載向きなので いつか連載をしたいなんて願望もあります
おっちゃんの話をちゃんと描きたいです あ おっちゃんと言われてるけど20代です

あと今回頑張ったのは10歳の表情をしない10歳を描くことでした 昔の子って栄養足りないから小さいんだけど異様に大人っぽい印象あるんですよね そんな感じ





ちょこっとどうでも話

わたしはどうしても 偏屈で堅物でまっすぐで どうしても世の流れに沿えない不器用な人が好きなようで
今回の兼吉や 以前描いた『帝国の花』の立木みたいな人を愛してしまい つい描いてしまいます
本当に好きなんだよなあ帝国主義を捨てることが出来ない堅物軍人が…
愛しい て言葉が一番的確なんですよね 
そう言うと右とか左とかおもわれがちなのですがそうではない 思想が好きなのではなくその時を生きた人たちが好きなんです

きっとそれは自分がそういう不器用な人間だからだと思います そしてきっとそんな不器用な自分を助けてくれる存在が欲しいのでしょうね
AO!!だと赤山と籠もそういう関係なのかもしれない そしてその助けてくれた人も実は全然完璧な人間ではなくて
救ったことで自分も救われていたりする
そう思うと雪シマの彦と雪もそんな感じですね…雪が不器用のほう


あとはそうだな 最近ずっと倫理の勉強もしてるので改めて「生きるとは何か」みたいなことずっと考えている
ニーチェは生きることに何の意味も目的もないという事を言っていたけれども
今年はじめに描いた倫理の読み切りのほうで 人間は他人にとってはどうでもいいような些細な理由で自ら命を断ってしまうということを描いて
今回の読み切りでは 他人にとってはなんの意味もないただの土を頼りに生きようと思う みたいな事を描いて
自分的にはそれはどちらもとてもリアルな事で
ニーチェの話もすごく正論だと思うのだけど でもやっぱ人間には何か生きることの意義みたいなものがないと自然と死んでしまうんじゃないかなあと思った
まあそれで死なないのがニーチェの言う「超人」なのかなって感じなんですけど すみませんおとといニーチェの話読んでへえーって思ったばっかのにわかなので適当こいてる

それと最近は改めて日本人観みたいなのを考え直す機会が多くて
めちゃくちゃ日本人のものの考え方捉え方風俗みたいなものについてすごい色々考えているんですけど
でもここで描き始めるとすごい事になってしまうのであんまり書かないけど
戦後から本格的に科学の時代に入ってしまって、色んなことが「非科学的である」とバッサリ切られる科学主義時代になってしまって
だからこそ科学主義になる前の もっと神様が身近にいた頃を最近すごく羨ましく思ってしまいます
とくに日本にはそこらじゅうに神様がいて 多分どの民族よりも色んな神様を生活の中で感じていたはずなのだけど
しかもその神様っていうのも誰かが作りあげたキャラクターじゃなくて
下手したらそこらへんに転がってるただの石とか ちょっと立派な流木とか神様に仕立て上げていたりするじゃないですか…
信じる宗派がなくてもありがたい説法とか全然分かんなくても なんとなく手を合わせて今日も一日守って貰える様お祈りする
顔も知らないどんな人だったかも分からないのに とりあえずご先祖様にお祈りする みたいなの
改めて不思議だな〜 素敵だなあ と思います

そういうのもっと描きたいんだけどなあ 平成が舞台じゃなかなか描けないのだよな
でもむりやり描いたのでAO!!のおまじない話はお気に入りです

なんでもかんでも「科学的に証明されてない」て言う人がほんと多いのでな最近 科学教の人だ 無宗教ですとか言ってるけど科学教だあなたたちは!(六法全書を片手にビン底メガネを中指であげながら)


今の人たちがどう思うかは知らないけど軍歌「同期の桜」の春のこずえに咲いて会おう とか凄く好きなんですけど
彼らは神様なので その神様が「これを私と思いなさい」と言ってくれたのだからそうなんじゃないのって思うのだけど
またこれを言うと右とか左とか言われるんだよな やんなっちゃうな
そして靖国神社はまんまと靖国の桜をレジンみたいなので閉じ込めて売ってるしな 商魂逞しいな本当に!つい買ったけど かわいかったので


あれ何の話だ…
いろいろとっちらかってしまった すみません 言いたいことがいろいろあった

最近はいろいろ考えながら漫画を描くようになってしまいました 大人になったね





ああ〜〜〜そんな感じです 
今月のAO!!も倫理も終わってないのでこのへんで

うわーー原稿落ちないといいな〜〜〜ロックマンやってる場合じゃない〜〜〜〜


みなさんいつもコメントありがとうございます ゴラクってもっと超メジャー誌だと思ってた〜



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ゴラク買いました。書店に無くてBBAだけどコンビニで。
辛くても悲しくても、そう簡単に死ねないよなぁ。とか他のガキンチョが兼吉の父親のことを悪く言ってるの人間の嫌なとこ出てるなあ。とか思いました。
おっさんは学校の先生だったんですね。ほんのちょこっと高柳先生に感じが似てると思ったんで勝手に納得しました。
戦争の話は亡くなった祖父の長門乗ってた時の自慢話と祖母が田んぼで作業してたら戦闘機から撃たれてギリ助かった話くらいしか知らないんですよね。聞いてた私がこどもだったのもあるんでしょうが実際経験してた人は都合悪い話や辛すぎる話はしないものかもしれないです。
AO‼の88話がとってもアレだったので(自分がキモかったのでお手紙書きました。)アマゾンで『大江戸雪シマキ』紙のほうポチリまして読みました。
超絶面白かったです。アクション大好きなんですよ。今も読み返してます。(お手紙書いたんで割愛)越吾をちょっと忘れる面白さでした。堪らんです。
8月の倫理もAO‼も楽しみにしています。
お身体大事にして下さい。
from. はまい | 2017/08/05 00:06 |
復員兵というと横溝正史の小説を思い出します。
江戸時代の平和期を鎖国で終わらせなければ、日本はあんなに戦争しなくて済んだんでしょうか。日本がロシア、中国、朝鮮王朝の歴史を閉じさせたのだと考えると恐ろしいですね。
国境という境界線を超える大義名分や正しさなど、本来はないですよね。でも戦わなければ今の日本なんてなかったんだろうな、と。

宗教というか、ご先祖供養してお金払えば墓地を置いておいて管理してくれる宗教に感謝するっていうのも極論ですが、あるような気がします。ご先祖様も仏様で神様に通じる存在だと思うので、守るのは大変だけどできれば守ってほしいとかご都合主義だから。人間は守られないと生きられない、弱い生き物だと思います。

太陽神とか、世界中の民族の期待値がどこでも高くて面白いですよね。生命エネルギーとか、地球自体が太陽系の奇跡だから、そこに育つ人間は傲慢な存在なのでわないかと!(笑
人間だけは常に努力しなければ生きてる責任とれないのではないかと考えます。冗談もありますが。

この世に存在する神様や仏様が、私達を同じように好きで大切だと思ってくれたら嬉しいですね。そうやって生きたいと願うから苦しみがあるのなら、苦しみだけで終わらなければ悩みも生きているのだと信じたいな。祈りは無限だから、どんな人でもどこからでも届くと思います。願えば平和はやってくるんじゃないでしょうか。

体に気を付けて、これからもボンバーマンとか挟んでみて爆発しながら、がんばってください。
from. オークル | 2017/08/05 18:34 |
遅ればせながら週刊漫画ゴラク購入しました!
掲載ページ数に読み応えはたっぷりだったんですが…ブログに書いて下さっている通り、連載と言うのかおっちゃんの背景とか兼吉の今後だったり、気になることが多すぎます…続きが読みたいです。
以前は身内に戦争経験者が居ましたが昔のことは殆ど語らなかったので子供心に思い出したくないことなのかなと思っていました。

思想が好きなのではなくその時を生きた人たちが好きと言うのも何と無く解る気がします。
自分が、自分をしっかり持っていないような人間なので、何か一つ胸に志のようなものを持っている人に、その志自体への理解や興味関心は薄くとも、信念に従って行動できる姿そのものに憧憬を覚えたり…。
自分の中に自分の支えを持っている人の強さに魅せられるんでしょうか。

お仕事大変かと思いますが、先生の作品が読めるの楽しみにしています、お体を大切に頑張って下さい。
from. ツナ缶 | 2017/08/12 01:37 |
ゴラク、探してもなかなか見つからなくてやっと最近入手して読みました…!
焼け野原と殺伐とした世にぽっと暖かな希望の光が灯るような、そんなお話で素敵でした。
その時代に生きた年代の方から伝え聞いたり自分で詳しく知ろうと調べたりしない限り、戦争を知らない私達世代にとって、歴史や人の想いの積まれてきた重さについて考える機会って本当に持てないので…
漫画きっかけで時代とか命とか想いとか日本とは?みたいなのを考えられるのはとてもいいな、と思いました。
(上手く書けなくてすみません;)
AO!!も倫理も応援しています。まだ暑い盛りですのでお身体お大事に頑張って下さい。
from. 肉球 | 2017/08/12 15:44 |
まず作品を読んで感じたのはヤミ市の人々の生きることへのエネルギーでした。
そして兼吉やおっちゃんはその先にある死を強く意識しているように思いました。
兼吉には少しの光でもいいのでその手で掴んで歩んで欲しいと願わずにはいられません。
私には何もない焼け野原がとても明るく見えましたが、彼らの目にはどう映ったのか続編で読めることを希望します。


銀牙愛読者なので同じ雑誌に先生の作品が載ると知り、勝手ながらとてもワクワクしました。
思わずテンションがあがって勢いでコメントしてしまいましたが、この読書感想文が少しでも先生の励みになることを願います。
from. 富岡 | 2017/08/13 00:29 |
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